帰りたくても帰ることができない福島の子どもたちと

Posted in Diary,Information by yano kiyomi on 6月 26th, 2015

福島から避難している10歳の女の子は「帰りたい」「くやしさ」と書きました

20150621001000001

20150621001000002

帰りたくても帰ることができない福島の子どもたちと、
そのご家族に逢ってきました
震災から4年と3ヶ月経った今も
福島から青森に避難しているみなさんのもとへ行きました
青森に行くのは5回目になりました

20150621001000003 20150621001000004

南相馬・浪江町・双葉町・郡山・・
震災から4年と3ヶ月の間、点々と住む場所を変わり
現在は青森で暮らされています
初めての子どもたちも昨年逢った子も4年目の子どもたちもいます

20150621001000005 20150621001000006

私は震災直後から被災地に入りましたが、その時と変わらない、
その時の心の痛みが止まったままの心の裡を持ったみんながそこにはいました

20150621001000007 20150621001000008

時間は動いていても、こころの辛さは何も変わっていないのです
何十回も被災地に生き続けている私も仲間も、
涙を流さないようにするのが必死でした
震災も原発も本当のことは分からない私たちがこんなにも苦しく・・
福島に帰りたくても帰れない人々は
何億倍も計り知れない悔しさと悲しみを抱えている・・・

20150621001000009

10歳の女の子は初めは「心の愛」「生活は大事」「命」・・と書いていました
でもジッと止まって「帰りたい」「平和な暮らしは戻ってこない」そして
私のところに来て大きな紙に「くやしさ」と書きました

20150621001000010

6年生になった男の子は
前回逢った時は書く事をためらっていました、この日はずっとずっと立ち止まり
最後に「親」と書きました
私たちは堪えきれずに泣きました

20150621001000011

外に出ることが4年間、今も辛い優しいお母さんがいます
涙溢れて溢れて・・「お日様はいつもみてる」と・・
そして前に出なきゃ・・と・・

20150621001000012 20150621001000013

浪江町で家族みんなで暮らしていたのに・・今は離れ離れのお母さんは
「もう原発はいらない」と大きく何度も紙いっぱいに書きました

20150621001000014 20150621001000015

こんなことでいいのでしょうか
同じ日本に生まれて
こんなに悲しい家族がいていいのでしょうか

お父さんは「俺が守る」と書きました

20150621001000016

どうかどうか
先ずは同じ国の優しいこの家族を、子どもたちを想ってください
戦いなんておかしい・・
この子どもたちの前で争いの話をしてもいいのでしょうか

20150621001000017 20150621001000018

20150621001000019

「帰りたい」と何度聞いたことでしょうか
帰りたい場所があるのに帰れない・・どうか・・どうか・・

20150621001000020

2015・6・26
矢野きよ実

 

 

書きましょ・講演会・子どもたちの心の音 2015・6・19~21青森にて

Posted in Diary,Information by yano kiyomi on 6月 24th, 2015

今回も被災地の子どもたちの心の音の展示、講演会、
そして福島から避難している
子どもたちとご家族のみなさんとの書きましょを開催しました

2015062001000001

鹿内青森市長と教育委員会のみなさん城南信用金庫9人のみなさん
そして名古屋から8人の無敵プロジェクトの仲間のみんなと3日間動きました

2015062001000002

震災直後から想うことは、動けば繋がる・・
今回もたくさんのみなさんと繋がり共に動くことができました

2015062001000003

2015062001000004 2015062001000005

耕一さんは「生きてりゃいいさ」を歌い私も書をかきました
講演会終了後は「被災地の子どもたちの心の音」の会場作りです

2015062001000006

2015062001000007 2015062001000008

2015062001000009

2015062001000010

2015062001000011

2015062001000012

2015062001000013

たくさんの人々が見てくださいますように・・

 

 

福島のみなさんに青森で逢えます

Posted in Diary,Information by yano kiyomi on 6月 5th, 2015

震災から4年3ヶ月…
福島から青森に避難している
帰りたくても帰れない福島のみなさんと
書きましょをさせていただき、講演会と
岩手・宮城・福島の子どもたちの心の音の展示も行う3日間
東京・名古屋の仲間と城南信用金庫のみなさん総勢13人、
ボランティアは呼ばれたら行く
小さな力ですが呼んでいただいたら行く
逢えることの喜びを大切に…

 


※ 画像をクリックすると拡大になります。