スタッフより

Posted in Diary by mako on 4月 18th, 2008

書のプロジェクトスタッフ山田です。
今日の「ツー快お昼ドキッ」の放送の中で、日頃から私たちスタッフにもよく話す"文字や手紙が持つ力"について話していました。
矢野さんは「何かを感じた話はさらに人に話して繋げていこう」と言うので今日は私が繋げますね。
今、松坂屋本店7階で開催されている「田川啓二の世界」で田川さんと矢野きよ実の書のコラボドレスが展示されていることは、このHPでもお知らせしていますよね。
連日、たくさんの人がドレスをご覧になって感動しています。
私も眺めているだけであたたかく、幸せな気持ちになれるドレスを見てこんなにすてきなドレスが生まれたことに感謝しています。
実はこのドレスの書のきっかけとなったのは、一枚の手紙だったのです。
何年か前に番組中に田川さんからスパンコールのテディベアをいただいた矢野さんがお礼状を出しました。
今回「書のドレス」を作ろうと決めた田川さんの心に浮かんだのは、何年も前に受け取った矢野さんの手紙に書かれていた文字だったのです。
実は、その手紙の差出人と矢野きよ実は田川さんのなかでは一致していなかったそうです。
「矢野きよ実…?」
昨年の冬、矢野さんと田川さんは再会し、今回の「書のドレス」が生まれました。
すごいですね。 たった一枚のお礼状が二人のアーティストを繋ぎ素晴らしい作品が生まれたんですね。

先週一通の手紙が届きました。
差出人は淑徳大学の女の子からです。彼女は19・20日に久屋大通り公園一帯で行われるアースデイの実行委員長。 以前から環境などに興味があり「自分たちの思いを伝えられるチャンスだ!」と今年の実行委員を引き受けたのですが、イベント運営の経験もなく、上手く進まず、日にちだけが過ぎていく中で困った彼女たちは矢野さんにイベントに出てほしいという内容でした。
「こんなに日程が迫ってきているので無理です。お断りしましょう。」というスタッフに矢野さんは「でも、一生懸命な手紙なんだよね〜」と、直接彼女たちに会う約束をしました。
矢野さんに対面し、自分の思いをぶつけ、不安な気持ちがあふれ出してしまい号泣する実行委員長に「泣くのはあと!終わってからね。 うまくいかないかもしれないけど、今できることをきちんとやろうね。」と説教もして(笑)20分だけの出演を約束しました。
いつも矢野さんの言っている「人と人」ですね。
言葉を伝える仕事の私たちも勉強になります。
アースデイ 時間があったらお越し下さい。19(土)20(日)久屋大通公園です。
ちなみに矢野きよ実は10時20分頃からメイン会場に出演します。