5月28日陸前高田にて

Posted in Diary,Information by yano kiyomi on 6月 14th, 2012

動くとつながる・・・

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つながることのできた陸前高田の先生や子供たちに
今日また逢えました

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3月31日に南三陸を訪れてから一か月半ぶりの被災地は
津波の後に緑の葉が生え、なんら変わることのない空気が
そこに流れていました

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校長先生はいつも話してくださいます

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「陸前高田は未だ復興のスタートラインにも立てていません
瓦礫が町から無くなり
仮設住宅にいるみなさんがそれぞれの自分の家に戻り
生活と居場所ができることその時がスタートです」

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その言葉を聞き、心から復興の難しさと
同じ日本に生まれた私たちが今何やるべきかを心の底から思い考えました

中学校2年生27人のみんなと書の授業をしました

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今の私はたまらない気持ちでいっぱいです
できることならば明日にでも逢いたい・・・

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子どもたちは心の底から戦っていました
小6の卒業した春に震災を経験し、この春 中学2年になり
思春期の子どもたちの心は果てしなくつらく抱えているものがいっぱいです
この震災の現実と、そしてこれからの未来に

未来を明るくするために私たちは何ができるのでしょうか

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今、私ができることは
何もできない小さな力しかない自分たちが
その場所を、そこに生きるみんなを想い絶対に忘れないこと
これしかできません

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この言葉を読みに来てくださったみなさんへ
一緒に被災地に行きませんか
私には書の活動しかできませんが
近くに寄り添い一緒の時を過ごして信頼を築き
そこから何かをスタートできるように
行かなきゃ・・・そのために自分のやるべきことをやって
それから行かなきゃ

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同じ時代に生まれ、今この時間を不安でいっぱいになっているのに
家族やまわりに心配かけてはいけないと
辛い心でいっぱいになっている中学生のみんなが

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どうかどうか
いっぱいのほっとできる時間が持てますように

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こんなことしか言えない自分です

矢野きよ実

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東京にて

Posted in Diary,Information by yano kiyomi on 6月 13th, 2012

東京にも行けました
たくさんの人に逢えました

やはり電話よりメールより私は逢って話すのがいちばんいいです

城南信用金庫の理事長・副理事長は私たちの近くにいる人々の中で
もっとも震災のこと・被災地のこと・子どもたちのことを真剣に考え想い
そして行動している方々です
特に副理事長は震災後4月から一緒に炊き出しから始めもの凄い日数を被災地で活動されています。自分の役割を何でも見つけて誰よりも早く動く。私たちはその背中を見せてもらっています。みんなのお手本が目の前にあることはどれだけ素晴らしいことか。

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今は7月5日からの
東京アートミュージアムで開催が決まった「子どもたちの心の音」
を、一人でも多くの方に観て頂きたく、一緒に動いています。

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この東京アートミュージアムは安藤忠雄さんの設計された美術館で
もう、中に入って興奮しました
本当に素晴らしくてカッコよくて!

この美術館に子どもたちの作品が並びます
東京ですがぜひ観てくださいね。
私たちもできる限り美術館に通います。

矢野きよ実

天国の父とデートできちゃった

Posted in Diary,Information by yano kiyomi on 6月 12th, 2012

父の残したものは 思い出と盆栽ひとつ
天国行きの列車に乗ったのは32年前

父の残した一鉢の盆栽は
枯れそうになると母が近所のクリーニング屋さんのご主人に治してもらう
おじさんは盆栽の父のお医者さんのようです

今日、クリーニングの洋服をもらいに行ったら
「持ってきゃーすか、お父さんの形見の盆栽。」と笑ってくれたので
車のドアをあけて「足元でいいかなぁ?」と言うと
「なに言っとるの助手席だわね・・」
「うん」
父が横にいるようでした
私はそのまま 父とドライブをしました。

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行った場所は

釣り師の父が一か月に25日も通った
内田橋 宮の渡しの向こう岸の「大阪や釣り船店」さん

32年ぶりに父とのデートができました
実は一昨年、中日スポーツ新聞に見開きで名古屋の釣り師のルーツとして
父の記事が掲載され本当に驚きました
私には
天国からの30年目のラブレターでした

そしてまた2年後
今日は盆栽になった父とのデートでした

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きのう 逢いたいな・・って想ってよかった
何年経ったって逢いたいよね
天国のみんなに

想いましょうね 逢いたいって・・まずは蝶々で現れてくれますけどね

Love  矢野きよ実

動き出しました

Posted in Diary,Information by yano kiyomi on 6月 11th, 2012

さらに動きだしました

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心と体のバランスがやっといい具合にあってきました
自分が何をやりたいのか
誰に逢いたいのか
何の役割があるのか
いい具合にわかってきました

よかった


先週、何かしらの理由で学校へ行きたくない子どもたちのお母さんへの
講演会をお願いされました。でも講演会はお断りして
一緒に書をかきました
先生も、母親もお父さんも子どもたちもいました。
それを見守る人々、教室の中には70人くらいかな

80分間書きました

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みんなが泣き出しました
お母さんも見ている人々も18歳の女の子も・・・
みんな、自分の心の中の叫びを聞き素直に書いたら涙が溢れてきていました
美しい涙でした

今月も被災地で子どもたちと書の授業してきます
またご報告しますね
往復1800キロ道はいつでもつながっていますよ

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今日は私も独り 書の部屋で書きました
息子も父さんもみんながそれぞれに作品つくりをしてたからかな・・
何百枚も書けました
いつか見てもらいますね

それからAIちゃんのライブに行きました
ものすごく温かい背中でステージを見つめているおじさんがいる・・と思っていたら
AIちゃんのお父さんでした
いつか名古屋ドームで同じような背中のおじさんを思い出しました
ダルビッシュ選手のお父さんでした
親父に逢いたいなぁ・・・父の日か・・もうすぐ

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6月16日講演会あります
誰でも見て頂けるらしく・・お越しください確か・・西区



◆西区初夏のつどい2012
  場所 : 西区役所講堂(名古屋)
         地下鉄鶴舞線「浄心」下車 徒歩3分
  時間 : 10:00~15:30
         ※矢野さんの講演は13:30から。
  備考 : 入場無料