今日もこれからも話していきます

Posted in Diary,Information by yano kiyomi on 3月 10th, 2015

震災から4年・・あの日みんなが怖かった・・
震災直後から日本赤十字愛知県支部から通信車で被災地に向かい
お医者さん・看護師さん・薬剤師さんについて避難所を回りました

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いつも想うこと・・
その時出逢ったみなさんはどうしているのだろうか・・どこにいますか・・
4月からは炊き出しを行った
「名古屋のみなさん300食お願いします・・今度は500食・・
百箇日法要は600食」と増えていきました

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避難所をたくさん回った。そこで逢ったみなさんはどうしているのだろう・・
「一人です・・一人です・・」と、
あの日が来なければ私には家族がいたんです・・と
心の叫びを聞いた女性はどうしていますか
「神様みたいだぁ・・ありがと・・」と泣きながら送ってくれたお婆ちゃんは
どこにいますか

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たくさんの人と話しました、逢いました、一日も忘れることはできません
みなさん・・・今、どこにいますか・・

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2011年7月からは子どもたちとの書の授業が始まりました
数万を超える心の叫びをみてきました
何十校の学校に行き、子どもたちの悲しい叫びをたっくさん聞きました
ツライデス・・ツラクテカナシクテ・・

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子どもたちはほんとうは見なくてもいい家族の死や
友達の悲しみをみてきました
だから子供たちの心はたまらない言葉を叫びます
私たちがお婆さんやお爺さんになったら思うような言葉を書きます
「死なない」「生きてやる」「百年生きたい」
「そんなもののために生まれたんじゃない」

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言葉は年齢ではなく見てきたものからでてくることを知りました
今もまだ子どもたちの心の叫びはやみません
6歳の子が「くるしい」と書きます・・これが今です

私たちは津波も原発もわからない・・・でもあの日を想い
被災地の出逢った人の顔をうかべると涙が溢れ出てきてしまいます

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ならば、被災地の子どもたちは今どんな気持ちでいるのか・・
私は何もできない小さな力しかない自分が悔しい
今も今日も被災地のみなさんと話し、そして逢えることだけが嬉しいです

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どうか穏やかな毎日でありますように
揺れることはもうありませんように
今日も話していきます
矢野きよ実