守るのは大人たちなのに・・・
10月10・11日福島に行ってきました
今回は福島に住む母子家庭の子どもたちを、
昨年閉校してしまった旧茂庭中学校に招いて書の授業をしました。
この日の福島の子どもたちの心からは
「自分で守る」「私が守る」「天ごく行ってもぜったい見まもる…」
守る…という叫びがたくさん聞こえてきました。
守るのは大人の私たちなのに…
9歳の女の子は「一人ひとりにあいじょうを」
「みんなでないてみんなでわらう」
「なかないで、わたしもないていないのだから」と。
それから、ずっと2時間、書かないまま座っていた女の子がいました。
書きましょの授業は今、心にあることを書く。
ルールは何を書くと誰も言わないことです。
大人たちはそっと見つめていました・・
女の子は最後の10分に書きだした。傍にいた大人たちは涙を拭いました…
母子家庭、DV…
とても辛い日々を過ごし、
見なくていいものを見てきた子どもたちの心に逢った・・・
もう一度逢えますように…
2015年11月
矢野きよ実