帰りたくても帰れない福島のみなさんの心の音は・・

Posted in Diary,Information by yano kiyomi on 6月 29th, 2016

帰りたくても帰れない福島から青森に避難している子どもたちや
ご家族のみなさんに、また逢うことができました
震災から5年と3ヶ月の間、住む場所を変わり
現在は青森で暮らされています

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南相馬・浪江町・双葉町・郡山・・避難しているみなさんの
心の叫びを聞く「書きましょ」は今回で5回目です
ただ避難登録解除をされたご家族には逢うことができません
昨年「くやしさ」「平和な暮らしは戻ってこない」「帰りたい」と書いた
女の子は体調が悪く来ることができませんでした・・逢いたかった・・

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震災の日、中学の卒業式だった女の子はお母さんと5年間、
離れ離れで暮らしていました
今年からママと一緒です、彼女の書いた一枚目は「ありがとうママ・・」

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福島市浪江町にご家族とみんなで暮らしていたお二人は
娘さんは仙台にお孫さんは東京に・・

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「浪江を守る」「ふとした時家に帰りたくなる」・・
と書き大きく「家族」と・・
昨年東京から参加したお孫さんは、
おふたりの前では大きな紙に「笑って」と書き
私たちの前では「帰りたい」と書きました

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何年も外出もできず太陽も風も怖かったお母さんに今年も逢えました。
私はほんとうに嬉しかったです。

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「迷い道」「一人になりたい」と書いて「悔いのない毎日」
「苦しい事 楽しい事すべて人生」と・・私たちは抱き合い泣きました
泣いてもいい日です

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5年経ちみなさんの辛さは変わることなく・・さらに辛さは増しています
私は今も原発も津波も大地震にもあったことなくわかりません
でも5年間、被災地のみなさんには逢っています
それを伝え繋ぐことしかできませんが
まだ終わってはいません・・・どうか・・どうか・・