川澄敬記念シンポジウム 小児がんのこれからを考える
名大病院で闘病生活を続けていた高校二年生の川澄敬くんが
小児がんで亡くなりました。
敬くんは日頃から「世の中の人の役に立ちたい…」と伝えてくれていました。
この日、小児がんに関わる医師が全国から集まり想いを伝えてくれました。
そして敬くんのご両親、同級生もメッセージを伝えてくださいました。
私たちは何をするべきか…
同じ時代に生きている私たちが3時間で教えてもらった尊いメッセージです
名古屋大学病院名誉教授の小島先生の想いから始まりました
川澄敬くんのお父さまのメッセージは会場のそれぞれのみなさんの心に響き
それは敬くんの大きな心の叫びのようでした
小島先生は小児がんの全ての子どもたちの命を守り救うことに
全身全霊で挑まれている
本当にすごい先生です
今から25年前にも再生不良性貧血で亡くなった小さな命を想い
「坂本記念シンポジウム」が開催されたそうです。そのシンポジウムから
医療はめざましく進歩し骨髄移植も行われるようになりました。
その時の先生方が、この日、日本全国から来てくださいました。
そしてこれからの小児がんを救うための決意を話し合われました
感動しました
私がお手伝いできるのは司会だけですが・・一生懸命喋ります
アメリカでは8割から9割の小児がんの子どもが助かるという療法があります
でも、日本から治療に向かうには全てを含むと1億5千万程かかります
その療法は名大病院でも研究が進み名大ならば100万以下とも言われています
そして現在、認可を待つ状況にあります
この日、お子さんが病気になり再々発、現在は寛解状態ですが
この治療を待ちわびるご家族が新潟から来てくださって、みなさんの前で
気持ちを語ってくださいました。
「知ること」私たちはこの事実を「知ること」です
お母さんの願いの叫びの後ろには
その療法を発明した先生方が見守るように聞いてくださいました
そして、最後は川澄敬くんのお友だちが敬くんとの思い出と
想いを語ってくれました。
会場には敬くんと同じ病気で息子さんをなくされた方、今お子さんが小児がんと戦っている方、治った方、健康だから何かを始めたい・・と様々な方々が会場に集まってくださいました。大きな「想い」の尊い時間です
2018年1月18日 矢野きよ実