おーい、逢いたいよ…
震災から7年ですね
震災直後、日本赤十字の愛知県支部の報道の代表として行きなさいと
言っていただいて、通信車で医師・薬剤師・看護師さんと
石巻に向かったあの日の全ての光景や、
コミュニティラジオで自分の家も流されてそれでも帰る場所ないから
行方不明の人を呼び続けた武山ちゃんや、
たくさんの子どもたちや避難所で出逢ったおばちゃんたちのことを想います。
出逢って喋って感じてきたこと…一人一人のお顔を浮かべていると
何日も何日もかかります。3月は出逢ったみなさんに心の中で逢う月です。
もちろん出逢った子どもたちのことを忘れることは1日もありません。
手を合わせない日も一日もありません。
こんなことしかできません
でも、想うこと、忘れないことだと思っています。
私たちが想像もつかない悲しみと苦しみと辛さを
今も心に抱えて話せない子どもたちがいます。
一生、心は辛いです
でも、傍にいることはできます
味方でいること、想うことだけでも。
綺麗な夕焼けを見た時、美味しいものを食べた時、
家族や友だちの事を想うように
被災地のことを一緒に想いましょうね。
逢いたいよ…逢いたい…
あのおばちゃんにも車を追っかけてきた
ヤスくんにも…友だちを亡くして震えてた
薗ちゃんにも…みんなみんなー
おーい逢いたいよー
矢野きよ実
2018年3月11日