名古屋小児がん基金3周年記念イベント

Posted in Diary,Information by yano kiyomi on 6月 12th, 2019

医療はすべての子どもに平等でありたい!
「欧米では子どもたちを守るための治療や研究にかかる費用は
市民からの募金で賄われるんですよ、でも日本はなんの関心もない…」
3年前に名古屋大学病院名誉教授の小島先生に呼ばれ
「小児がん基金を立ち上げイベントをします、お手伝いをしてください」と
仰せつかってから4回目のイベントが行われました。
「関心がないのではなく私と同じように知らないだけでは…」
まずは知ってもらうことからですね。
と始まったイベントです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ゆめちゃんという可愛い女の子がいました。
ゆめちゃんは白血病になりすべての手を尽くされ、
アメリカのCAR-T療法ならば助かるとお父さんは決断、でも1億5千万かかる…
募金が行われ、集まり、さぁ、行こう!とした時に
アメリカの病院の都合で行けなくなり、
ゆめちゃんの尊い命は天国に旅立ちました。
そのことがきっかけとなり名大病院の先生方が中心となって発足されたのが
名古屋小児がん基金です。
そして研究が行われ、その、CAR-T療法も完成して、
現在は大人への臨床試験も行われています。
先日はキムリアという薬が3349万円!と発表がありました。
名大病院での治療ができるようになれば、
薬の価格だけならば100万〜200万でと、うかがいました。
医療はすべての子どもに平等でありたい!
お金持ちだけが助かるアメリカのようになってはいけないのです。
このイベントは続きます、
ぜひ、機会があれば「知ることから」”知ってください”

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

「CAR-T療法の開発状況 」
名古屋大学小児科高橋義行

「ゲノム医療の現状」
名古屋大学小児科村松秀城

「小児がん経験者小児がん腫瘍医としてできること」
東京都立小児医療センター松井基浩

「高額医療に対するアカデミアからの処方箋」
名古屋大学病院名誉教授小島勢二

「逃げ切れ日本の皆保険制度」
堤未果

「日本ど医療制度の危機」
堤未果・小島勢二
コーデネーター中日新聞編集委員安藤明夫