武儀西小学校閉校式

Posted in Diary,Information by yano kiyomi on 5月 10th, 2021

3月27日…
忘れられない大切な日…
岐阜県関市の武儀西小学校が
148年の歴史に幕を下ろしました

私たちの身近にある
あたりまえに子どもたちが通う小学校が自分の地域からなくなってしまう
明治6年から148年間
子どもたちが通った学校が
27日閉校式を迎えました。
関市立武儀西小学校
55人の生徒のみんなが学校とお別れをしました。

この地域は一昨年西日本豪雨で津保川が氾濫して多くの被害が出ました。
昨年の10月に心の裡をみんなで書で書く私の授業で
一年生から6年生55人1時間目から6時間目で書いた書は1800枚。

可愛い1.2年生
全員書道は初めて!
かわいかったぁー

学校とさよならするけどありがとう
雨がふる雨がやむ
武儀西小ありがとう
さようなら
だいすきとありがとうはいっぱい!
1.2年生600枚超えました

3.4時間目は3.4年生
みんながいるからここにいる
かならず会えるとしんじたらくる
たからものはかならず守る
強い弱いはかんけいない
病気なんてふっとばせ
ないてもいい
命は一番の宝物
あきらめるな
こわくない
ありは小さいけどやればなんでもできる

700枚超えました

5.6時間目は高学年の5.6年生
明日が待っている
ぜったい負けない
挑戦しないと変わらない
生きなきゃ意味なし
生きる道
ここにいる大切な学校
いつまでもいっしょに
大切なのはただひとつ
みんな大好き

どんどん子どもたちの心から出てくる言葉みんなの心から
自然に出てきた1800枚。

4月から
武儀東と武儀西小学校が一つになって武儀小学校
55人はバスで10分ほどの学校へ
向かうことになります。

3月27日の閉校式で私も30分話させていただきました。
子どもたちの美しい眼差しを見ながら、私が思ったことは
子どもたちは納得をして
きちんと学校とお別れができているということでした。
どんなお別れも時間が必要です。
人とも動物とも家でも車でも物でも
そこにいた一緒にいた時間と気持ちがあるから
淋しく切ないものです。

できればどんなお別れもない方がいいです。

でも、武儀西小学校の
子どもたちはたくさんの時間をかけて、
学校に溢れんばかりのありがとうを伝えることができていました。

子どもたちは前に向かっていました。
新しい友だちが増えること
新しい生活、前に向かっていました。

きちんとお別れをしていくことは
こんなにも美しく清々しい物なんだと。
ゆっくりたっぷり時間をかけて大切にお別れをさせてくれた先生たちと
地域のみなさんは素晴らしいです。

体育館を入っていくとね
子どもたち一人一人の笑顔の写真と
メッセージが貼ってあって
そして壁いっぱいに
なんと!先生たちへのお礼のメッセージ、
そして地域の方たちへのメッセージ。
学校に遅れた時も優しい声をかけてくれたとか、
困った時に手を差し伸べてくれた優しさへの
子どもたちからのありがとうありがとうがメッセージがいっぱいでね、
泣けたー

記念バルーンリリースには
「ずっと一緒ずっとずっと繋がっているからねー」と書いて飛ばしました。
武儀小学校に、約束したから逢いにいくからねー
新しいお友だちみんなによろしくねー

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