君にいて欲しい

Posted in Diary,Information by yano kiyomi on 10月 28th, 2022

耕一さんも雄勝の海の前で歌いました。

耕一さんは震災直後、石巻、雄勝に入りました。
ある日、桃生の香積寺のご住職から
仲の良かったご夫妻と身元不明の11歳の少女のご遺体の前で
歌ってくれないかと告げられました。
歌を辞める覚悟でいた耕一さんは最初は断りました。
川村住職は今も話されます。
「大きな津波被害にあった地域では、ご夫婦で被災され、
別の日に離ればなれでご遺体が発見されることが多いのです。
ところが遠藤さんご夫妻はほぼ一緒だったと聞きました。
震災前から、身寄りがないけれど
仲むつまじいことで知られていた夫妻らしい最後です。
それで、御三方を送るに当たり、
無理を承知でお願いしたのです」と……

3人の話を深く聞き、迷いに迷ったあげく
ご住職からの願いの歌は
アカペラで「君にいて欲しい」でした。

そしてもうお一人
避難所で「私たちは全て無くしたけど、あなたには歌があるでしょ、
だから歌ってください…」
そう言ってくださった女性の尊いひと言で、歌いました。

そのご住職が、女川のイベントから雄勝に駆けつけてくださいました。
ずっとずっと一緒に活動させていただいている城南信用金庫の新田さんと。

※ AERAの記事は >> コチラ から

今、雄勝の海の前で歌うことができるのは、
被災地のみなさんの想いのおかげです。