小さな花
今回の私の作品です…
「かがやいていたあの日は
たしかにあった
何度も春はきた
今のわたしはどうだろうか
大きな古い木からは
新しい葉はさしだされた
今年も花を咲かせよう
小さくともわたしの花を」
私は17歳の時に愛知県美術館で
師匠の大平玲華先生の書の前で
泣いている女の人を見ました。
書も音楽と同じなんだなぁ…と
それから45年…
ずっと自分の心に降りてきた自分の書、近代詩を書いています。
今年もなかなか情けないでしょ(笑)
淋しいとか暗いとかバレてしまうから個展も苦手ですが…(笑)
古い切り株からも蘖(ひこばえ)葉が出て
そして花が咲くと信じています。
小さな目に見えんくらいの花ですが
毎日小さな花を咲かせられるように
生きたいです。
たくさんのみなさん、書を見くださって
ありがとうございます。
書は見てもらうと育ちます。
「無敵」は小さく古い書なのに
大きく育っています(笑)