小さな花

Posted in Diary,Information by yano kiyomi on 9月 5th, 2024

今回の私の作品です…

「かがやいていたあの日は
たしかにあった
何度も春はきた
今のわたしはどうだろうか

大きな古い木からは
新しい葉はさしだされた
今年も花を咲かせよう
小さくともわたしの花を」

私は17歳の時に愛知県美術館で
師匠の大平玲華先生の書の前で
泣いている女の人を見ました。
書も音楽と同じなんだなぁ…と
それから45年…
ずっと自分の心に降りてきた自分の書、近代詩を書いています。

今年もなかなか情けないでしょ(笑)
淋しいとか暗いとかバレてしまうから個展も苦手ですが…(笑)

古い切り株からも蘖(ひこばえ)葉が出て
そして花が咲くと信じています。
小さな目に見えんくらいの花ですが
毎日小さな花を咲かせられるように
生きたいです。

たくさんのみなさん、書を見くださって
ありがとうございます。
書は見てもらうと育ちます。

「無敵」は小さく古い書なのに
大きく育っています(笑)