久しぶりにここに書きます。

書くことができるようになりました・・が正しいかな。

昨年の春から１０ヶ月が過ぎました。あっという間の１０ヶ月でした。

壁の多い一年を乗り越えることができたのは、みなさんと周りの友のおかげです。

本当にありがとうございます。

私たち家族をもういっぺん生かしていただいたこと

優しさをいただいたこと、一生忘れません。

あらためて忘れられない年・・・「ほんとう」が何かをわかった年でした。

２０１１年。

「どんな年にしたいですか・・」と、聞かれました。

「一日一日、私にできることをやれたらいいな」これが私の答えです。

事件からたくさんのものが無くなりました。

失うことの辛さとそれに伴い迷惑をかけてしまった方々からの決断を受けます。

終わることは、それが罰であるから仕方ない。

それでも始まらなければいけないので

２０１１年は、私たち家族でもできることを見つけていかなきゃ・・と思っています。

父さんは週に一度病院へ通っています。

私もひと月に２回、家族として依存症の勉強と報告に父さんと通っています。

依存症がなぜおきるか・・

どうしてそこに向かってしまったのか・・

人は弱いですね。

それはみんな同じです。でも依存症の人はもっと弱い。

起こしてしまった過去にゆっくりですが、向き合いながら

次に進む準備をしています。

今年の私の書初めは「前に進みたい」でした。

暮れには「前に進めない日もある」でした。

こんな私たちにでも、今も傍にいてくださる、許してくださる人がいる

もちろん許してもらえない人の方も向いて

できることをやっていきます。

たくさんの方々の前でいっぱい喋っていきたいです。

今年もよろしくお願いします。

矢野きよ実

２０１１年１月１０日