愛知県東海警察署の大会中止となりました。
新型コロナウイルス感染が拡大する状況を鑑みて、
2月28日愛三文化会館にて行われる愛知県東海警察署の大会中止となりました。
野村署長と念入りに話し合っていましたから中止は残念です。
ここに署のみなさんからの想いをお伝えします。
今回の会は、令和2年、東海警察署管内での事故、特に死者数を
「0」にしたいと思って企画されました。
しかし、残念ながら、1月12日に東海市内で
高齢者同士の車と自転車の事故があり、
自転車の方が亡くなってしまう事故が発生してしまいました。
本当に残念です。
交通事故によって、尊い命が奪われることがないことを願って
企画されました。
東海警察署では、令和2年の事故抑止の三本柱として
○高齢者の対策
○歩行者の保護
○ながら運転の撲滅と設定しました。
昨年の愛知県内における交通事故死者数156人のうち、
65歳以上の高齢者の死者数は、
約51.2パーセントにあたる80人でした。
死者数の半数以上が高齢者で、特徴としては、
歩行中、自転車乗車中の死亡事故が多く発生しています。
高齢者の特性に応じた啓発をしていき高齢者の方は、
自分自身が気づかないうちに視機能の低下
視野が狭くなるといったことがおきています。
例えば、静止時の視野は、平均値で、若年者は左右に175度見えますが、
高齢者になると左右に150度に落ちます。
自分の視野が狭くなってきているということを自覚して頂き、
首を大きく左右に振って、安全確認をしていただきたいです。
視力の低下は皆さん気づきますけど、
視野のことまでは、考たことはないです。
例えば、6メートル幅の道路の横断にするのに、
若者より1秒以上多くかかるんです。
時速50キロメートルの車は、1秒で13.9メートル進みますから、
この1秒の差が大きいんです。
わずか6メートルの横断で1秒の以上の差がでるそうです。
*「歩行者の保護」
歩行者も、道路を歩く時、横断する時などルールを守ることが大切ですね。
子どもたちが歩いている人がいたら、最大限注意が必要です。
横断歩道を渡ろうとしている人がいたら、必ず一時停止して
歩行者の横断を優先させてください。
譲り合い、思いやりが大切です。
ドライバーも歩行者も、
「交通ルール・マナーを守ること」と
お互いに「思いやり」をどうかお願いします。
明るい服装や反射材を活用すれば、ドライバーからも発見されやすいです。
明るい服装に反射材を活用すれば、ドライバーには、
かなりのアピールになります。
それから、横断歩道のないところを横断しようとする時は、
付近を見回して、横断歩道があれば、面倒でも横断歩道を
必ず利用してください。
*「ながら運転の撲滅」
昨年12月に「ながら運転」が厳罰化となりました。
家族にとっては、殺人事件であろうが交通事故であろうが、
大切な家族を奪われていることに違いはないですから。
時速40キロメートルで走っていた場合、
1秒脇見をすると止まるまでに約28メートルかかります。
一瞬の油断が、取り返しのつかないことになってしまいます。
1秒で28メートルも進んでしまうなんて、怖いことですよね。
お願いしたいことは、単に「気を付けよう」だけではなく、
一人一人が具体的に、「何に気を付けるのか」「どう行動するのか」を
決めて頂きたいと思います。
そして、決めたことを必ず実践してほしいと思います
矢野から……
私たちの愛知県は16年間交通事故死者数がワーストワンなんです
交通事故によって、尊い命が奪われることがないことを願って、
一人一人みんなで大切な命を想い考え行動して、守りましょう。
昨年は交通事故死者数が大きく減少しました。
その要因は、みんなが一がんとなって活動したことも、
コンピュータでどの辺りが事故が多いとか危険かとかも
分かるようになったこと……
それでも愛知は16年間もワーストワンなんです。
30人減少したと言われますが
その一人一人の皆さんには家族がいるんですよね。
みんな母親から生まれている
かけがえのない大切な命
これを守るには
交通ルールとマナーを守る!
そして、思いやりの気持ちを!
信号のない横断歩道、渡ろうとしているのは
自分ちのばあちゃんだ、じいちゃんだ、
自転車に乗ってるのはうちの息子、かあちゃんだとか、家族だと思って……
みんなで思いやりの気持ちを持つ。
私はこの気持ちが大切だと切に想います。
矢野きよ実