被災地陸前高田にて

Posted in Diary,Information by yano kiyomi on 10月 31st, 2012

被災地陸前高田の中でも最も被害の大きかった地区の子どもたちに逢いにいきました
校長先生方からお話を聞き、3月11日がどれくらい大変だったか改めて知りました

子どもたち全員の家が流され、子どもたちは 目の前で自分の家が流されるのを見ました
人が流されていってしまうのを見ました 車のまま流されるのを見て……

更には、子どもたちは先日自分たちの校舎に震災後初めて行き
校舎にさよなら会をしてきたそうです。
泣き崩れてしまう子どもたちの話も聞きました

それから、子どもたちに逢いました
今日の書の授業では一日に 過去最高の 一千枚を超える書をみました
子どもたちの一年七ヶ月間の心の中にあった言葉が次から次へと出てきました
はじめて私は授業で涙が溢れ 隠すのに必死でした

校長先生も副校長先生も担任の先生も
子どもたちを優しく抱きしめ寄り添いました
涙が溢れました

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お返しに宮沢賢治のアメニモマケズカゼニモマケズ……を全員で
大きな声で贈ってくれました
こんなにもつらい経験を何故この子供達がしなければいけないのか……
今はたまらない気持ちで整理できていませんが
私たちにできることは、今、少しですがわかっていることは
子どもたちの心の音を聞くこと……寄り添うこと……
それだけです
後日載せますね みてください。

陸前高田の今夜の月

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ぜったいまた逢いにいくね
みんな ありがとうね
2012年10月30日
矢野きよ実